男が親権、取れんのか?

2011/05/11

自分の方が子育てをしていたような場合でない限り、なかなか取れません。

絶対に取れないかというと、もちろん取れる場合はあります。しかしそれは、夫がいわゆる主夫として殆ど子育てをしていた場合とか、今現在子育てを長らく継続しているとか、妻が子供虐待をしているとか、病気で到底育児ができない状況にあるとか、母親が任意に親権を放棄する場合とか、そういう一般的には普通でないケースです。

法的にも実務的にも、父親だからとか母親だから、男だから女だからというだけで云々されることはありません。しかし実際には、父親が殆ど子育てをしていたような場合でない限り、主として母親が育てていた子どもの親権が父親のところに行くと言うことは殆どないのです。
そもそも親権というのは、子の福祉の観点、つまり子供にとってどちらに監護養育されるのがいいかという観点で決めるわけですが、教育学的に見て・・・いやそういう難しい話じゃなくて、もはや動物の本能的な話として、小さい子供は母親が育てるのが自然なわけです。それ、男女差別じゃないか!と指弾されようと、素朴な本能的感覚として、やはり産み落とした母親が育てるのが普通なんです。素朴に、そうでしょ。
だから、母親(=妻)は、親権が争いになっている場面では、そもそも下駄を履かされているわけです。

それなので、小さな子供の親権は普通、母親に行くんです。

・・・という一般論は当然ある上で、それでも闘いたい、うちのケースは妻が親権を取れない例外的ケースかもしれないんだ、と思っている父親諸君。実際、そうかもしれないわけです。例外的であろうと、個別の事情次第では取れる可能性はあるわけです。

私自身、調停で話し合った結果ではあるものの、父親に親権を獲らせたケースは何度もあります。また、子供と一緒に住むことはできなくても(監護権のみの喪失)、戸籍上の親権だけを父親が取得してまとめたという経験はもっと多数あります。

難しかろうが、いずれにせよケースバイケースなんですから、私のこのコメントを読んでへこたれないで、とりあえず自分のケースはどうなのか、実際に弁護士に相談してみて下さい。
私なら、ダメなものはダメ、可能性があるなら可能性アリ、とはっきりアドバイスして差し上げます。